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成年後見制度

 ある日、家族が外出から帰ると、部屋の中に新しい羽布団が置いてあります。留守番をしていた花子おばあちゃんに尋ねてみると、「よくわからないけど親切なお兄さんが来て『これを使って。寝心地がいいよ。』と布団を置いていった」とのこと。
 よく見ると傍らには羽布団購入の契約書が(代金40万円)…


 私たちは契約を前提とする社会に生きています。スーパーで魚や肉を買うのも契約です。契約をするには、自分の行為の結果がどのようになるか判断できる能力が必要となります。花子さんは「よくわからないけど」40万円もする布団を買ってしまいました。このように判断能力が不十分な場合、そのことによって不利益を被ってしまうおそれがあります。そうならないように支援するための制度が成年後見制度です。

 花子さんに代わって「親切なお兄さん」から布団を買う契約をしたり(代理権)、花子さんが一人で買ってしまったら、「親切なお兄さん」に取消す旨を伝えたり(同意権・取消権)して、花子さんが不利益を被らないように支援します。
 この場合、花子さんの希望を尊重し(自己決定権の尊重)、生活状況、体力や精神状態など配慮して(身上配慮義務)、花子さんに最も良い方法を選んでおこなうことになります。

こんな時に利用できます

 成年後見制度は、判断能力が不十分なために、財産侵害を受けたり、人間としての尊厳が損なわれたりすることがないように、法律面や生活面で支援する身近な仕組みです。

1 ひとり暮らしの老後を安心して過ごしたい。高齢者施設などに入所するための契約をしたり、入所費用を払ってもらいたい。併せてこれまで経営してきたアパートの管理もお願いしたい。出来れば今から頼みたい。
2 アルツハイマーが発症。今一人暮らしだが、自分の意思で悔いのない人生を送りたい。
3 使うはずもない高額な健康器具など頼まれるとつい買ってしまう。
4 両親が死亡した後、知的障害を持つ子供の将来が心配。その子のために財産を残す方法やその使い方、施設への入所手続きなどどうしたらいいの?
5 認知症の父の不動産を売却して入院費にあてたい。
6 寝たきりの父の面倒をみて財産管理をしてきたが、他の兄弟から疑われている。
8 老人ホームにいる母の年金を持ち出してしまう兄に困っている。

【1】判断能力が衰える前 1〜3の場合“任意後見制度”が利用できます 【2】判断能力が衰えた後 3〜7の場合 “法定後見制度”が利用できます
 今、将来のために、[支援する人]・[支援内容]を決めておきます。将来(今からでも)望みどおりの支援を受けることができます。保険みたいですね。  保護がどこまで必要なのかによって「補助」・「保佐」・「後見」の三つの利用の仕方があります。柔軟に工夫出来るので、利用する人にあったメニュー作りが重要です。

リーガルサポートあきた

 司法書士はいち早く高齢者の様々な問題を認識し、新制度の必要性を訴えてきました。私たちが求めていた新しい権利擁護システムが「成年後見制度」として施行するのに先駆け、成年後見人等の供給と指導監督などを行うことを目的として誕生したのが、公益社団法人 成年後見センター・リーガルサポートです。

(社)成年後見センター・リーガルサポートのサイトへ

 公益社団法人成年後見センター・リーガルサポートでは秋田支部を設けております。
 高齢者や障害のある方々を法的に支援していくための成年後見に必要な研修を受けてリーガルサポートあきたに登録した秋田県司法書士会の会員で構成されています。

 その主な役割は…

  • 相談者からの求めに応じてお近くの登録司法書士を紹介します。
  • 家庭裁判所に登録司法書士の中から成年後見人や後見監督人を推薦します。
  • 担当している司法書士が後見事務を適正に行っているのかをチェックし、指導・監督します。
  • 登録司法書士に対し研修等を行い、資質の維持向上に努めます。
  • 登録司法書士が適正な事務の遂行を確保するため、業務審査委員会など登録司法書士の後見事務を支援する機関が備わっています。

万一の場合に備えて…

 依頼者が安心して後見事務を依頼できるように、登録司法書士全員が業務賠償責任保険制度に加入しております。

下記の電話番号にお気軽にお電話ください。
お近くの司法書士をご紹介しご相談に応じます。

リーガルサポートあきた 090−9534−5210

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